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プロフィール
© Yusuke Yonekura
熱帯雨林が破壊された後の
荒廃草原の様子
(インドネシア・東カリマンタン州)
© Yusuke Yonekura
1980
福岡県 久留米市 生まれ
1997
高2まで、実家の薬屋を継ぐのが当たり前だと思っていましたので薬学部志望でしたが、
石弘之さん著の「地球環境報告」を読み、
自分が生きる21世紀で最も重要なことは、
“地球環境問題” だと感じ、地球環境問題に
自分の人生を捧げる決心をしました。
この本に書かれていた
”地球の環境破壊の現状” が
私の心に突き刺さったのは、
子どものころ、何十回も繰り返し見ていた
”ドラえもん のび太の日本誕生” (1989年)
や、”ドラえもん のび太とアニマル惑星” (1990年)
などの、「ドラえもん」の映画が、
環境問題をテーマにしているものが多く、
その時はあまり意識していませんでしたが、
知らず知らずのうちに
私に深く影響を与えていたのかもしれません。
ちなみに、高校時代は、偏差値40。
(1日18時間、365日休みなく勉強していたにもかかわらず(笑)。)
1999
浪人時代(河合塾 福岡校)、
勉強法の本に出会い、方法が大事だと感じ、
勉強方法を変えることにしました。
志望大学は、「京都大学」 と言ったら、
高校の先生からは
「お前ふざけるな!」と叱られ、
友人からはバカにされ、あざ笑われました。
孤独な戦いが続きました。
一浪の時は、京大を受けて不合格でした。
(E判定でも、京大しか受けませんでした(笑))
周りからは、「それ見たことか!」と
あきれられ、あざ笑われました。
二浪の時も、最高D判定ぐらいでしたが、
京大しか受けませんでした。
でも最後には受かりました。
この浪人生活2年間で、
”どんなことがあっても、あきらめないど根性”
を手に入れました。
2001
京都大学 入学(自身の高校創立以来初)
(農学部 森林科学科)
私が京大に受かったら、
周りは手のひらを返したように賞賛し、
喝采しました。
それに対し、一時期少し人間不信になりました。しかしやがて、
「人間って多かれ少なかれそんなもんだ」 と悟るようになりました。
「自分にとって大切なことは、
結果までのプロセス。
しかし自分以外の人たちにとっては、
結果が全て。だから私は、
結果を出すことに徹底的にこだわります。」
2004
京都大学 農学部 森林科学科
熱帯林環境学研究室 に入り、
インドネシア・カリマンタン島
(ボルネオ島)、スマトラ島において、
熱帯雨林消失後の、
土壌炭素の動態の研究を始める(写真)。
その後引き続き、
京都大学大学院 農学研究科 森林科学専攻
熱帯林環境学研究室(修士・博士)
で研究をし、学位をとる(農学博士)。
Plant & Soil
(インパクトファクター値(科学誌の影響力、引用された頻度を示す指標): 3.306)
【東南アジア熱帯雨林の消失と、
チガヤ草原の成立・維持過程における、
土壌炭素蓄積量の変化】
Global Change Biology
(インパクトファクター値: 8.997)
【土壌炭素の安定同位体比(δ13C)を用いて、土壌炭素を森林由来の炭素と、草原由来の炭素に分け、土壌の炭素量動態を解明】
Plant & Soil
(インパクトファクター値: 3.306)
【重液分画(炭や死んだ根っこなどの軽い有機物と、
鉱物にくっついた有機物を分ける)と
粒径分画(粘土(0-2 μm)にくっついた有機物、
シルト(2-20 μm)にくっついた有機物、
砂にくっついた有機物を分ける)
を組み合わせ、さらに
炭素同位体比(δ13C)を組み合わせることによって、土壌有機物動態を詳細に解明】
日本語解説記事
「東南アジア熱帯雨林の消失と、チガヤ草原の成立・維持過程における土壌炭素の動態」
2012
奥会津 只見にて、
断食しながらヨガの修行をする
私は病気で死にかけて初めて、生きていることが当たり前ではないことに気づきました。
大切な人を失って初めて、自分の人生において何が一番大切なことなのかに気づきました。
電気も水道もガスもない、インドネシアの熱帯雨林の中で生活して初めて、
その有り難みを感じました。
(それと同時に、それらがなくても、
幸せに生きていけることもわかりました。)
この断食をして初めて、
食べ物の本当の有り難みがわかりました。
断行をする意味とは、
意識的にさまざまな習慣を断つことによって、
それにとらわれないようにすることです。
その方法として典型的なものが「断食」です。
断食法は、数千年という長い歴史の中で、
脈々と受け継がれてきました。
また私は、
自分の心と体をコントロールすることは、
非常に大切なことだと考えております。
人は何かを失って初めて、
そのものの大切さ、
本当の有り難みがわかるものです。
今までの自分が、
いかに恵まれていたかもわかります。
あるのが “当たり前” では、
わからないものです。
感謝の気持ちも起きません。
ですから一時的に
いろいろなものがない経験をすることは、
さまざまな気付きがあり、
その後一段と深みのある人生が送れるのだと
私は感じますが、
皆さんどうでしょう?
2016~
横浜国立大学 環境情報研究院
に勤務
環境省 環境研究総合推進費
戦略研究プロジェクト S-14
に参加
2018
日本生態学会 企画集会
21世紀のダム建設ブームと、
生物多様性保全に向けた取り組み
公開シンポジウム